実家の相続トラブル!兄弟間で起こりやすいトラブル例と解決方法は?
相続は「争続」といわれるほどトラブルに発展してしまいやすく、それは当事者が仲の良い兄弟などであっても例外ではありません。
相続トラブルが原因で、兄弟が疎遠に、悪ければ裁判沙汰になってしまうこともあります。
今回は実家の相続でそんなトラブルにならないよう、具体的なトラブル例と対処法、事前にできる対策などをご紹介します。
実家の相続!兄弟間で起こり得るトラブルとは
さっそく、被相続人が母親、長男と次男の兄弟がいるケースでの相続で起こったトラブル例を見ていきましょう。
そもそもは、父親と母親が生活していた実家。
父親が亡くなって母親だけで生活していましたが、独身の次男が一緒に住むようになりました。
母の死後、長男は遺産分割の話し合いをしようと次男のもとを訪れますが、全く話し合いに応じてくれず、トラブルになったというものです。
トラブルになっている原因は、次男が実質的に全財産を所有している状態で、長男は財産を相続できていないことでした。
また、長男の心理的なモヤモヤもトラブルが大きく発展した原因の1つです。
母親はどちらかというと次男を甘やかす傾向があり、長男はそれを面白く思っていなかったのです。
そんな経緯から、次男へ対しても強くあたってしまっていたのかもしれません。
次男は遺産分割の話し合いに応じてくれなかったため、結果として家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てました。
兄弟間での実家の相続トラブルを回避する方法
上記の例で、相続トラブルになった本当の原因は何だったかわかるでしょうか?
次男が話し合いに応じなかったことも問題ですが、1番の原因は遺言書が作成されていなかったことです。
遺言書があれば、もっと話はスムーズだったでしょう。
また、被相続人が健康なうちに、実家の相続について家族で話し合っておくことも大切でした。
このケースからもわかるように、相続財産がどれだけあり、相続人が何人いて、どう遺産相続するかを話し合っておくことは相続トラブルの予防になります。
相続財産が不動産のみの場合、兄弟で平等に遺産相続するのが難しいかもしれません。
そこで、不動産のかわりに相当額を別の兄弟に払う代償分割や、売却して現金を分割する換価分割を検討するのも解決方法になるでしょう。
まとめ
実家を相続するときの兄弟間のトラブルを例をあげてご紹介しました。
兄弟間でトラブルになり、疎遠になってしまうのは悲しいことです。
長男だから当たり前、介護していたのは自分だから当たり前と、自分の主張をするだけでは問題は解決しません。
大きなトラブルにならないよう親が健康なうちに相続について話し合い、遺産相続では全員が納得して相続手続きができるように準備しておきましょう。
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